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自らが葬った製品による復讐かもしれない

―「ようやく『誰が電気自動車を殺したか?』を観たわけですが、どうです?」

破「今や風前の灯火とまで言われるGM。他の二社、クライスラーとフォードとともに政府に援助を頼みに行くのに、自家用ジェット機を使って馬鹿呼ばわりされたんだが、もしEV1で行けば、印象も違ったろうにな(笑)今EV1、あるいはその後継機か、その技術を受け継いだハイブリッドカーがあったら、ここまでにはならなかった。朝三暮四の猿と同じなんだよ。BIG3の経営陣てのは(笑)」

―「短期間で儲けがでるハマーを売るために、電気自動車を葬ったんですよね」

破「代替エネルギーの出現を嫌う石油産業、癒着する連邦政府(チェイニー、ライスなど、石油産業と深いかかわりがある連中が多い。『燃料電池開発に力を注ぐと言った現大統領も相変わらず間抜けにしか見えない。まさに絵に描いた餅ですらなかったからな)と日和った役人などが有罪とされている。だが、なによりも馬鹿でかい車が大好きな、アメリカの消費者を有罪としているんだ。」

―「猿は経営者だけではないと」

破「我々も猿かもしれんぞ(笑)あんなのをいつまでも総理に担いでいると、そう思われても仕方が無いぜ」

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こっちの方が好み。暫定だけど1位!

映画『HOT FUZZ ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン』公式サイト

破「この予告を見て、ビンビン来ないやつはここから先は読むな!ケータイ小説映画でも観てろ!」

―「いきなり町山さんのパクリですか(笑)」

破「いやホント、この映画が日本公開をスルーされそうになったなんて、どこまで馬鹿がそろったかという話でさあ」

―「かわりにクソみたいな映画がどんどん垂れ流されているわけです」

破「2時間全くダレなかったし、前半はわりとクスクスって感じの笑いだったんだけど、後半、特に敵との大銃撃戦からはもうゲラゲラって感じでさあ」

―「はじめに張った伏線がちゃんと生かされてたり、お笑いでいう天丼とかがまさにテンコ盛り。あとはパロディの嵐。西部劇、ポリスアクション、ホラーなどなど。まさか東宝特撮映画へのオマージュまであるとは思わなかった(笑)」

破「DVDも欲しいけどなんだかあまり出来がよくない(字幕がずれる)らしいね。同じ監督と主役の映画もみたくなったから、早速注文してしまったよ」

―「そっちのほうを高評価してる人もいますしね」

破「とにかくこれを観ないで今年の(製作は07年。日本公開が今年)映画を語るなら、上から屋根の一部が頭の上に降ってくるかもよ。この傑作に30点なんて点数つけた恥ずかしい評論家とかな(笑)」

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共感してしまう自分がいる

―「先週はこれも観てきたんですよね?」

『ファイブ イージー ピーセス』

裕福な音楽一家に育った青年ボビーは、自分の階級を離れ、石油採掘の仕事をする浮き草のような生活を送っていた。そんなある日、彼の恋人で下層階級の女性レイが妊娠する。ボビーは家庭に戻ることを決心するが、彼もレイも、家族の中ではドロップアウトした存在になっていた・・・・・。

破「ボビー役はジャック・ニコルソン。気ままに見えても音楽一家育ちのプライドは捨てきれないみたいでね」

―「結局最後にはレイすら放り出して北へ向かうんですけど、酷い話ですよねえ」

破「男としては最低だよ。無責任の極み。これで愛されるはずがない。ついつい関係を持ってしまった兄嫁にも最後には見透かされてしまう」

―「きっと北でも同じことを繰り返してしまうんでしょうねえ」

破「でもなあ、あまり憎めないというか共感しちまうところもある。それだけは間違いない」

―「で、今日はとうとうこれを劇場で観られたわけですが」

『タクシードライバー』

大都会ニューヨークを舞台に夜の街をただ当てもなく走り続ける元海兵隊のタクシー運転手が、腐敗しきった現代社会に対する怒りや虚しさ、逃れられない孤独感から徐々に精神を病み、ついには自分の存在を世間に知らしめるため過激な行動に走る姿を描く。

破「これも今更あーだこーだ言うこともない。段々と狂気を孕んでいく目につきる」

―「正直いってモヒカンカットで拳銃構えるシーンにはしびれました」

破「最後はああいう形で英雄視されて終わるけど最後の目。あの目のまま日常に溶け込んでいけるとは思えないんだよなあ」

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今年のナンバーワン(暫定)

映画『WALL・E/ウォーリー』公式サイト

―「いやあ、評判通りというかそれ以上でした」

破「アカデミー作品賞候補って話も頷けた。よく出来ているしね。夕方からの回だったんだが(字幕版がこの一回のみ)後ろがバカップル、で斜め前がBOL4人組というあまりよろしくない環境だったのよ」

―「ああ、しょうも無い会話が聞こえてきて最悪なパターンになりがちなんですが、映画がよかったせいかちゃんとしてくれました(笑)」

破「今年劇場で見た映画の中では断然良いよ。生涯の中でもかなり上位に入れるかもしれないぞ。それと始まってからかなりの時間台詞らしい台詞が殆どないんだけど、全くダレないし。パロディも訴えたいメッセージもわかりやすい」

―「あの植物で『風の谷のナウシカ』を思い出しました」

破「ナウシカのオープニングとウォーリーのエンディングって重なるかもな。まあデートムービーにも家族連れにも、もちろん一人で観にいってもOK。流石ピクサーだな。この映画に40点なんて評価つけて失笑されてる映画評論家もいるらしいが、そいつの言うことは絶対に信用できないということがはっきりした。それもまた楽しからずやってことだぜ」

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40年近く経過しても変わらないこと

―「良く行く映画館でアメリカンニューシネマ特集が始まりました」

破「第一弾が『イージー・ライダー』というね」

―「最近大麻でパクられる若い衆が多いですが、彼らは観たことあるんでしょうか」

破「あればいいねえ。というかむしろそうであってほしいくらいだ。この映画に出てくる葉っぱはみんな本物だし」

―「大画面に流れる『ワイルドで行こう』は最高でした」

破「まあ今更いちいち筋書きをここでどうこう言ってもしょうがないからなあ。公開されてから40年くらい経つんだっけ?でも何も変わっちゃいないんだ。気にいらねえ奴にショットガンぶっ放すオヤジが消えたわけじゃないから。むしろそっちに共感する間抜けが増えたかもしれないな。」

―「そっちの方がよっぽど怖いとも思うんですけど」

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制約が大きい中でよくできた映画だと思う

映画「ハッピーフライト」公式サイト

(ちょいとネタばれ含むので、読む前にとっとと映画館に行くべし)

―「本当は一週間前に観たのですぐにアップしたかったんですけど」

破「まあ仕事が忙しくてさ(苦笑)。おまけに車の点検などの合間に映画館にいってたりと、バタバタしててね」

―「期待値はそれほどでもなかったんですね」

破「思ったよりも面白かったよ。いわゆるトリビア満載だったし」

―「ストーリーをどうこう言う映画ではないですけどね」

破「だってさあ、ある意味航空業界の日常だもんな。まあおれは飛行機には二度しか乗ったことが無いからそんなに詳しいわけじゃないんだど」

―「でも次に乗るときはちょっと楽しいかもしれませんね」

破「綾瀬はるかや吹石一恵はいないけどな。綾瀬なんかICHIの無表情から一転、百面相だしな。本人曰く変顔担当だっけ?でも個人的にはグランドホステス役の田畑智子が良かった」

―「ラストは一番ハッピーだったわけだし(笑)あと田辺誠一は笑えたし。」

破「結構コメディいけるんじゃねえかな。まあANA全面協力だから、墜落や激突なんて描けるわけがないという制約があるわけじゃん。そういう制約があるなかではなかなかよくやってたし、同じ製作者の映画『少林少女』のダダスベリ感にくらべたらコメディ映画としてはこうも差がつくのかと思ったな。それとこの映画、上映時間が110分なんだ。最近は130とか140とか、こういう豪華キャストの映画って無駄に長くなるんだけどそれをしなかったという意味でもOKだと思うな」

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